会長挨拶

ご挨拶

 一般社団法人全国高圧ガス容器検査協会は、高圧ガス容器検査所とそれに関連する事業者により構成している団体です。昭和48年5月に全国高圧ガス容器検査所連合会(全検連)として発足し、平成24年4月に一般社団法人全国高圧ガス容器検査協会(全検協)と団体の名称を含み改組致しました。
高圧ガス容器には、LPガス容器や自動車燃料装置用容器あるいは一般高圧ガスの容器等多種多様な容器があります。この高圧ガス容器を法令に従って再検査を行い、容器の安全を確保してLPガス、一般高圧ガスの保安の確保の一翼を担っております。

LPガスは家庭用・業務用エネルギーとしてクリーンで環境に優しく、災害にも強いエネルギーです。また、一般高圧ガスは産業用・医療用として多種にわたり多様な容器があり、産業や生活に欠かせないものです。これらの高圧ガスは容器に充填されて使用され、その容器の安全を確保するのが容器再検査です。このように当協会は高圧ガス容器の検査業務の公共性に基づき、より高い技術と保安の確保を目指しており、高圧ガス災害の防止と安全に寄与する事を目的として活動を行っています。

また、LPガスバルク供給システムが平成9年の液化石油ガス法の改正により普及が始まり、バルク貯槽は使用期限が20年であり期限前に告示検査を受けなければなりません。貯蔵能力の小さなバルク貯槽にあってはその多くが廃棄されると予測され、くず化処理は今後の大きな事業となると思われます。
その為にくず化の技術要領を講習会等で解説し、バルク貯槽の廃棄がスムーズに行われる体制を構築致します。更に、LPガス用FRP容器など新しい容器についても研究を行い、検査技術の向上を図ります。

今後とも皆様方のより一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

一般社団法人全国高圧ガス容器検査協会
会 長 白砂 清一